初鰹(はつがつお)

「初鰹(はつがつお)」は夏の季語です。分類は「動物」。

意味・解説

初夏に黒潮に乗って北上する鰹の初物。江戸時代から初物として珍重され、山口素堂の「目には青葉山ほととぎす初鰹」でも知られる。

歳時記での時期は「初夏」(夏のはじめ、おおむね5月ごろ)です。

俳句の夏は、立夏(5月5日頃)から立秋の前日までです。

例句

初鰹市の賑はひ朝の風

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

初鰹を詠んだ名句

  • 目には青葉 山ほととぎす 初鰹
    山口素堂
  • 鎌倉を 生きて出でけん 初鰹
    松尾芭蕉『葛の松原』

詠み方のヒント

初鰹は、黒潮に乗って北上してきた初夏の鰹の走りで、江戸っ子が「初物を食べると七十五日長生きする」と高値でも競って買い求めた、初物好みと粋が本意の季語です。「はつがつお」で5音なので、上五・下五にそのまま置けます。「目には青葉」の句は夏の景物を三つ並べた特別な例で、ふつうは季重なりを避けて一つに絞ります。秋に獲れる「秋鰹」は秋の季語です。