年の暮(としのくれ)
「年の暮(としのくれ)」は冬の季語です。分類は「時候」。
意味・解説
一年の最後の時期。一年を締め括る気持ちと新年への期待が交差し、慌ただしくも感慨深い冬の季感。
俳句の冬は、立冬(11月7日頃)から立春の前日までです。
例句
年の暮また来し方を振り返る
この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。
年の暮を詠んだ名句
旧里や 臍の緒に泣く としの暮
松尾芭蕉『笈の小文』 ともかくも あなた任せの としの暮
小林一茶『おらが春』
詠み方のヒント
「年の暮」は年の終わりの押し詰まった時期をいい、慌ただしさと一年を振り返る感慨の両方を担う季語です。5音なので上五・下五にそのまま置け、「としの暮」と仮名書きにしたり「年暮る」と動詞の形にしたりする例も古くからあります。「師走」「大晦日」も冬の季語なので、一句に並べると季重なりになります。