夕立(ゆうだち)
「夕立(ゆうだち)」は夏の季語です。分類は「天文」。
意味・解説
夏の午後に突然降る激しい雷雨。暑気を一気に洗い流し、地面を涼やかに濡らして過ぎ去る爽快な雨。
歳時記での時期は「三夏」(夏の間ずっと)です。
俳句の夏は、立夏(5月5日頃)から立秋の前日までです。
例句
夕立や草葉を掴む群雀
夕立を詠んだ名句
夕立や 田を見めぐりの 神ならば
宝井其角
詠み方のヒント
夕立の本意は、にわかに激しく降っては短い時間で上がる勢いと、そのあとに吹きわたる涼しい風にあります。降り出しに慌てる人や生き物、上がったあとの濡れた景色など、どの瞬間を切り取るかを決めると焦点が定まります。「ゆうだち」は4音で「夕立や」と上五に置くのが基本です。雷や虹も夏の季語なので、同じ句に入れると季重なりになります。