虹(にじ)
「虹(にじ)」は夏の季語です。分類は「天文」。
意味・解説
夏の夕立の後などに現れる七色の弧。雨粒による光の屈折が空に大きな橋を描き、嵐のあとの静けさの中に美しさが際立つ。
歳時記での時期は「三夏」(夏の間ずっと)です。
俳句の夏は、立夏(5月5日頃)から立秋の前日までです。
例句
虹の端山の彼方に消えにけり
この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。
虹を詠んだ名句
虹立ちて 忽ち君の 在る如し
高浜虚子『六百句』
詠み方のヒント
虹が夏の季語とされるのは、夕立のあとに現れることが多いからです。「にじ」は2音と短いので、「虹立つ」「虹の橋」「朝虹」「夕虹」などの形で音数を整えます。単に虹といえば夏で、春は「初虹」、秋は「秋の虹」、冬は「冬の虹」と、季節ごとに別の季語になります。すぐに消えてしまうはかなさや、見上げた人の心の動きを添えると句に奥行きが出ます。