田植(たうえ)

「田植(たうえ)」は夏の季語です。分類は「生活」。

意味・解説

水を張った田に稲の苗を植える農作業。泥の中に腰をかがめて苗を一本一本植える姿は日本の夏の原風景。

歳時記での時期は「仲夏」(夏のなかごろ、おおむね6月ごろ)です。

俳句の夏は、立夏(5月5日頃)から立秋の前日までです。

例句

田植する祖父の背中のまるさかな

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

田植を詠んだ名句

  • 風流の 初めや奥の 田植歌
    松尾芭蕉『奥の細道』

詠み方のヒント

田植はもともと神事の性格をもち、梅雨どきの村をあげた共同作業でした。「たうえ」は3音なので、「田植かな」「田植笠」「田植唄」などの形で音数を整えます。早苗や早乙女も夏の季語で、同じ句に入れると季重なりになるため、どれを主役にするか決めてから詠みましょう。春の「田打」、秋の「稲刈」と並べて、米作りの一年のどの場面かを意識すると景が定まります。