秋刀魚(さんま)

「秋刀魚(さんま)」は秋の季語です。分類は「動物」。

意味・解説

秋に水揚げされる細長い魚。脂の乗ったさんまの塩焼きは秋の食卓の代名詞で、秋の味覚の代表格。

歳時記での時期は「晩秋」(秋の終わり、おおむね10月ごろ)です。

俳句の秋は、立秋(8月7日頃)から立冬の前日までです。

例句

さんまやく煙の青し夕暮れに

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

秋刀魚を詠んだ名句

  • 夕空の 土星に秋刀魚 焼く匂ひ
    川端茅舎

詠み方のヒント

「秋刀魚」は晩秋の季語ですが、江戸時代には季語とされておらず、近代以降に詠まれるようになった比較的新しい季語です。「さんま」は3音なので、「初さんま」や動詞を添えた形で音数を調えます。焼く煙や匂い、皿の上の姿など庶民の食卓と結びつけるのが定番ですが、刀のように細長く光る魚体そのものに目を向けるのも一案です。焼く場面が主題なら「秋刀魚焼く」という季語もあります。