紫陽花(あじさい)
「紫陽花(あじさい)」は夏の季語です。分類は「植物」。
意味・解説
梅雨の季節を彩る落葉低木。青・紫・白・ピンクなど土壌の酸度によって花色が変化する。手まり状の小花の集まりが美しく、雨に濡れると一層鮮やかに映える。
歳時記での時期は「仲夏」(夏のなかごろ、おおむね6月ごろ)です。
俳句の夏は、立夏(5月5日頃)から立秋の前日までです。
例句
紫陽花や色を変えゆく雨の庭
この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。
紫陽花を詠んだ名句
紫陽花や 藪を小庭の 別座敷
松尾芭蕉『別座鋪』
詠み方のヒント
紫陽花は梅雨を代表する花で、咲き進むにつれて色が移ろうことから「七変化」とも呼ばれ、その移ろいと雨に映える色が詠みどころです。「あじさい」は4音なので「紫陽花や」と上五に置くのが定番で、旧仮名では「あぢさゐ」と書きます。梅雨や蝸牛も夏の季語なので、雨を詠むなら「雨」「雫」など季語でない言葉で表すと季重なりを避けられます。