若葉(わかば)

「若葉(わかば)」は夏の季語です。分類は「植物」。

意味・解説

初夏に芽吹いた柔らかい葉。光を透かすと翡翠色に輝き、爽やかな初夏の風にそよいで美しい。

歳時記での時期は「初夏」(夏のはじめ、おおむね5月ごろ)です。

俳句の夏は、立夏(5月5日頃)から立秋の前日までです。

例句

若葉して御目の雫ぬぐはばや

松尾芭蕉

若葉を詠んだ名句

  • あらたふと 青葉若葉の 日の光
    松尾芭蕉『奥の細道』
  • 不二ひとつ うづみ残して わかばかな
    与謝蕪村『蕪村句集』

詠み方のヒント

若葉は、主に落葉樹が初夏に広げる、やわらかく瑞々しい新しい葉を言います。「わかば」は3音なので「若葉かな」と下五に置くほか、「柿若葉」「樟若葉」のように木の名を冠すると5音になり、景色も具体的になります。葉が育って色が濃くなれば「青葉」、若葉をまとった木々は「新樹」と、季節の進み具合で言葉を選び分けましょう。