雀の子(すずめのこ)

「雀の子(すずめのこ)」は春の季語です。分類は「動物」。

意味・解説

春に生まれた雀の雛。まだ飛び方も覚束なく地面をとことこ歩く姿は春の微笑ましい景物。

歳時記での時期は「晩春」(春の終わり、おおむね4月ごろ)です。

俳句の春は、立春(2月4日頃)から立夏の前日までです。

例句

雀の子石垣の陰跳ねてをり

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

雀の子を詠んだ名句

  • 雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る
    小林一茶『おらが春』

詠み方のヒント

「雀の子」は春にかえった雀の雛で、よちよちと歩くあどけなさや、それを見守る親鳥との情愛が本意です。「すずめのこ」は5音なので上五・下五にそのまま置けます。人家の軒や屋根に巣を作る身近な鳥なので、庭先や道端など暮らしの場面と取り合わせると生き生きとします。単に「雀」とだけ言うと季語にならないため、「子雀」「雀の雛」「親雀」など春の雀であることが分かる形で使いましょう。