蛙(かわず)

「蛙(かわず)」は春の季語です。分類は「動物」。

傍題春の蛙(はるのかわず)・春蛙(はるかわず)

意味・解説

春の池や田んぼで鳴き始めるカエル。その声は日本の詩歌において春の静寂を破る象徴として名高い。

歳時記での時期は「三春」(春の間ずっと)です。

俳句の春は、立春(2月4日頃)から立夏の前日までです。

例句

古池や蛙飛び込む水の音

松尾芭蕉

蛙を詠んだ名句

  • 痩蛙 まけるな一茶 是に有
    小林一茶『七番日記』

詠み方のヒント

「蛙」は春の季語で、田に水が張られるころに雄が雌を求めて鳴く声が古くから詠まれてきました。「かはづ」と読めば古風な趣が出て、「遠蛙」「夕蛙」「初蛙」などの傍題で時刻や距離を添えられます。ただし「雨蛙」「青蛙」「牛蛙」は夏の季語なので、種類を詠むときは季節に注意しましょう。おたまじゃくしを指す「蝌蚪」も春の季語で、一句に並べると季重なりになります。