蝉(せみ)
「蝉(せみ)」は夏の季語です。分類は「動物」。
意味・解説
夏の木陰で激しく鳴く昆虫。鳴き声が夏の静寂を際立たせ、その命の短さが夏の無常を象徴する。
歳時記での時期は「晩夏」(夏の終わり、おおむね7月ごろ)です。
俳句の夏は、立夏(5月5日頃)から立秋の前日までです。
例句
閑さや岩にしみ入る蝉の声
蝉を詠んだ名句
やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声
松尾芭蕉『猿蓑』
詠み方のヒント
蝉は、激しく鳴きしきる声と、地上での命の短さが重ねて詠まれてきた季語です。「せみ」は2音なので「蝉の声」(5音)として下五に置く形が定番で、一斉に鳴く様子は「蝉時雨」と言います。同じ蝉でも、蜩(ひぐらし)や法師蝉(つくつく法師)は秋の季語、春蝉は春の季語なので、種類の名を入れるときは季節を確かめましょう。