炬燵(こたつ)
「炬燵(こたつ)」は冬の季語です。分類は「生活」。
意味・解説
熱源を囲んで暖を取る日本固有の暖房器具。家族が炬燵を囲む温もりは日本の冬の家庭的な情景を代表する。
歳時記での時期は「三冬」(冬の間ずっと)です。
俳句の冬は、立冬(11月7日頃)から立春の前日までです。
例句
炬燵出て廊下の冷えに立ち止まる
この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。
炬燵を詠んだ名句
住みつかぬ 旅のこゝろや 置火燵
松尾芭蕉『猿蓑』 腰ぬけの 妻うつくしき 巨燵かな
与謝蕪村『蕪村句集』
詠み方のヒント
「炬燵」は冬の家の暮らしの中心となる暖房具で、家族の団欒や冬ごもりの暮らしと結びつく季語です。「こたつ」は3音で、古くは「火燵」とも書き、「置炬燵」「掘炬燵」などの傍題で情景を具体的にできます。炬燵に蜜柑は定番の光景ですが「蜜柑」も冬の季語なので季重なりに注意し、炬燵をしまう「炬燵塞ぐ」は春の季語になります。