木枯(こがらし)

「木枯(こがらし)」は冬の季語です。分類は「天文」。

傍題凩・木枯らし

意味・解説

晩秋から初冬にかけて吹く強く冷たい北風。木の葉を残らず吹き落とし、冬の厳しさを予告する風。

歳時記での時期は「初冬」(冬のはじめ、おおむね11月ごろ)です。

俳句の冬は、立冬(11月7日頃)から立春の前日までです。

例句

木枯らしや海に夕日の落ちる音

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

木枯を詠んだ名句

  • 凩の 果はありけり 海の音
    池西言水『新撰都曲』
  • 木がらしや 目刺にのこる 海のいろ
    芥川龍之介『澄江堂句集』

詠み方のヒント

「木枯(凩・木枯らし)」は冬の到来を告げて吹く強く冷たい風で、木の葉を吹き落とし木を枯らすほどの激しさを本意とする初冬の季語です。「こがらし」は4音なので「木枯や」「凩の」と上五に置く形が多く見られます。吹き抜けた先の音や遠景と取り合わせると風の勢いが出ますが、「北風」「空風」も冬の季語なので一句に重ねないようにしましょう。