昼寝(ひるね)

「昼寝(ひるね)」は夏の季語です。分類は「生活」。

意味・解説

夏の昼の暑さの中、仕事や活動を休んでひとときまどろむこと。縁側や木陰でうとうとする様子に夏の贅沢な怠惰が感じられる。

歳時記での時期は「三夏」(夏の間ずっと)です。

俳句の夏は、立夏(5月5日頃)から立秋の前日までです。

例句

昼寝して畳の跡の頬にあり

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

昼寝を詠んだ名句

  • ひやひやと 壁をふまえて 昼寝哉
    松尾芭蕉『笈日記』

詠み方のヒント

昼寝は、暑さや寝不足で弱った体を休める夏ならではの短い眠りです。「ひるね」は3音なので「昼寝かな」と下五に置くほか、目覚めた直後を詠む「昼寝覚(ひるねざめ)」は5音で上五にも下五にも使えます。職人が日陰で取る短い眠りを言う「三尺寝」などの傍題もあり、誰がどこで眠っているかを具体的に示すと句が生きます。蝉など他の夏の季語と組み合わせると季重なりになるので注意しましょう。