風鈴(ふうりん)
「風鈴(ふうりん)」は夏の季語です。分類は「生活」。
意味・解説
夏の風に吹かれて涼やかな音を奏でる小さな鈴。チリンと響く音色が暑さの中に清涼感をもたらす夏の情趣。
歳時記での時期は「三夏」(夏の間ずっと)です。
俳句の夏は、立夏(5月5日頃)から立秋の前日までです。
例句
風鈴や風の来るたび揺れて鳴る
この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。
風鈴を詠んだ名句
風鈴の 空は荒星 ばかりかな
芝不器男『不器男句集』
詠み方のヒント
風鈴は、音を聞いて涼しさを得る「耳で味わう涼」が本意の季語です。「ふうりん」は4音なので「風鈴や」と上五に置くのが基本で、鉄の南部風鈴、ガラスの江戸風鈴など素材を言うと音色まで伝わります。風が止んで鳴らない時間や、夜空と取り合わせた静けさを詠むのも一手です。秋になっても吊られたままの風鈴は「秋の風鈴」と呼び、秋の季語になります。