彼岸(ひがん)
「彼岸(ひがん)」は春の季語です。分類は「時候」。
傍題春彼岸(はるひがん)
意味・解説
春分の日を中日とする七日間。先祖の墓参りをする仏教行事で、春の穏やかな気候の中に厳粛さが漂う。
歳時記での時期は「仲春」(春のなかごろ、おおむね3月ごろ)です。
俳句の春は、立春(2月4日頃)から立夏の前日までです。
例句
彼岸来て墓に供へし花ほどく
この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。
彼岸を詠んだ名句
毎年よ 彼岸の入に 寒いのは
正岡子規『寒山落木』
詠み方のヒント
単に「彼岸」といえば春の彼岸を指し、秋は「秋彼岸」と言い分けます。春分の日を中日とする七日間で、墓参りなど先祖を思う心と、「暑さ寒さも彼岸まで」という季節の変わり目の実感が本意です。「ひがん」は3音なので「彼岸かな」と下五に、「彼岸の入」などとして上五にも置けます。「彼岸会」「彼岸桜」は別に立てられた季語なので、一句に重ねないようにしましょう。