千鳥(ちどり)

「千鳥(ちどり)」は冬の季語です。分類は「動物」。

意味・解説

冬の砂浜や干潟を小走りに歩く小鳥。ピイピイという甲高い声と愛らしい走り方が冬の海辺の情景を作る。

歳時記での時期は「三冬」(冬の間ずっと)です。

俳句の冬は、立冬(11月7日頃)から立春の前日までです。

例句

千鳥鳴く潟の夕暮れ人もなし

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

千鳥を詠んだ名句

  • 星崎の 闇を見よとや 啼千鳥
    松尾芭蕉『笈の小文』

詠み方のヒント

「千鳥」は冬の海辺や川原で群れて鳴く小鳥で、万葉集の「夕波千鳥」以来、夜や波音とともに哀れ深い声が詠まれてきた季語です。「ちどり」は3音で、「浜千鳥」「川千鳥」「夕千鳥」など場所や時刻を添えた傍題も多くあります。夏に渡来する種類もいますが、季語としては冬の水辺の鳥として詠みます。