赤蜻蛉(あかとんぼ)

「赤蜻蛉(あかとんぼ)」は秋の季語です。分類は「動物」。

意味・解説

秋の空を群れ飛ぶ赤いトンボ。夕暮れ時に赤い空をバックに飛ぶ姿は日本の秋の原風景として親しまれる。

歳時記での時期は「三秋」(秋の間ずっと)です。

俳句の秋は、立秋(8月7日頃)から立冬の前日までです。

例句

赤蜻蛉竿の先より動かざる

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

赤蜻蛉を詠んだ名句

  • 赤蜻蛉 筑波に雲も なかりけり
    正岡子規
  • 肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉
    夏目漱石『思い出す事など』

詠み方のヒント

「赤蜻蛉」は秋茜などの赤いトンボの総称で、三秋の季語です。夏のうちは涼しい山で過ごし、秋に平地へ下りてきて群れ飛ぶため、秋の訪れを告げる存在として親しまれてきました。「あかとんぼ」は5音で上五・下五のどちらにも収まります。「夕焼」は夏の季語、「秋の夕焼」も秋の季語なので、夕空と取り合わせるときは季語にならない言葉で色や光を描くと季重なりを避けられます。