雪解(ゆきどけ)

「雪解(ゆきどけ)」は春の季語です。分類は「地理」。

意味・解説

春の温みで雪が解け始める様子。山野にしみ込んで清冽な流れとなり、春の大地の息吹を伝える。

歳時記での時期は「仲春」(春のなかごろ、おおむね3月ごろ)です。

俳句の春は、立春(2月4日頃)から立夏の前日までです。

例句

雪解けの水のにごりや村の春

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

雪解を詠んだ名句

  • 雪とけて 村一ぱいの 子ども哉
    小林一茶『七番日記』

詠み方のヒント

「雪解」は春になって積もった雪が解けることで、雪国の人々が待ちわびた春の訪れの喜びが本意です。「ゆきどけ」と読めば4音、「ゆきげ」と読めば3音で、「雪解水」「雪解川」「雪解風」などの傍題で音数を調整できます。まだ消え残っている雪なら「残雪」、山の斜面を崩れ落ちる雪なら「雪崩」と、どちらも春の別の季語になるので使い分けましょう。