雪(ゆき)

「雪(ゆき)」は冬の季語です。分類は「天文」。

意味・解説

冬の空から降る白い結晶。音もなく降り積もり世界を白一色に染める雪は、冬の静寂と純粋さの象徴。

歳時記での時期は「晩冬」(冬の終わり、おおむね1月ごろ)です。

俳句の冬は、立冬(11月7日頃)から立春の前日までです。

例句

是がまあつひの栖か雪五尺

小林一茶

雪を詠んだ名句

  • いくたびも 雪の深さを 尋ねけり
    正岡子規
  • ながながと 川一筋や 雪の原
    野沢凡兆『猿蓑』

詠み方のヒント

「雪」は花・月と並んで冬の美を代表する季語で、降る姿も積もった景も詠まれてきました。「ゆき」は2音と短いので、「雪の朝」「今朝の雪」「夜の雪」のように語を添えて5音にすると上五・下五に収まります。同じ雪でも「初雪」は初冬、「春の雪」は春の季語なので、時期に合った語を選びましょう。