湯豆腐(ゆどうふ)

「湯豆腐(ゆどうふ)」は冬の季語です。分類は「生活」。

意味・解説

昆布だしで豆腐を温めて食べる冬の料理。湯気と白い豆腐のやわらかさが、寒い日の食卓を静かに温める。

歳時記での時期は「三冬」(冬の間ずっと)です。

俳句の冬は、立冬(11月7日頃)から立春の前日までです。

例句

湯豆腐や向かひに座る母の顔

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

湯豆腐を詠んだ名句

  • 湯豆腐や いのちのはての うすあかり
    久保田万太郎『流寓抄以後』

詠み方のヒント

「湯豆腐」は昆布だしで温めた豆腐を薬味で食べる冬の料理で、立ちのぼる湯気や豆腐の白さ、しみじみとした静けさとよく響き合う季語です。「ゆどうふ」は4音なので「湯豆腐や」「湯豆腐の」と上五に置く形が定番で、「湯奴」という傍題もあります。同じ豆腐でも「冷奴」は夏の季語なので混同しないようにしましょう。