卒業(そつぎょう)

「卒業(そつぎょう)」は春の季語です。分類は「生活」。

意味・解説

学校を卒業すること。三月に行われる卒業式は、別れと旅立ちが交差する春の代表的な行事で、喜びと涙が混じり合う。

歳時記での時期は「仲春」(春のなかごろ、おおむね3月ごろ)です。

俳句の春は、立春(2月4日頃)から立夏の前日までです。

例句

卒業の日の空やけに青かりし

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

卒業を詠んだ名句

  • 卒業の 兄と来てゐる 堤かな
    芝不器男

詠み方のヒント

「卒業」は学業を終えて学校を去ることで、成し遂げた安堵と別れの寂しさ、新しい世界への期待が入りまじる感慨が本意です。「そつぎょう」は4音なので「卒業や」「卒業の」と上五に置くほか、「卒業す」と動詞にして下五にも使えます。「卒業式」「卒業歌」「卒業証書」などの傍題で場面を絞ると、感慨を直接言わずに伝えやすくなります。