草餅(くさもち)
「草餅(くさもち)」は春の季語です。分類は「生活」。
意味・解説
ヨモギを練り込んで作った緑色の餅。独特の香りと鮮やかな緑色が春らしく、草の若い香りが春の到来を告げる。
歳時記での時期は「仲春」(春のなかごろ、おおむね3月ごろ)です。
俳句の春は、立春(2月4日頃)から立夏の前日までです。
例句
草餅や祖母の手つきをまねてみる
この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。
草餅を詠んだ名句
両の手に 桃と桜や 草の餅
松尾芭蕉
詠み方のヒント
「草餅」は蓬の若芽を搗き込んだ餅で、若草色と野の香りが春らしさの中心です。「くさもち」は4音なので「草餅や」「草餅の」と上五に置くか、5音の傍題「草の餅」を下五に使います。かつては母子草を使ったので「母子餅」ともいい、三月三日の上巳の節句に食べる風習もありました。材料の「蓬」も春の季語なので、一句に並べると季重なりになります。