案山子(かかし)

「案山子(かかし)」は秋の季語です。分類は「生活」。

意味・解説

実った稲を鳥害から守るため田に立てる人形。秋の田園風景に欠かせない存在として親しまれてきた。

歳時記での時期は「三秋」(秋の間ずっと)です。

俳句の秋は、立秋(8月7日頃)から立冬の前日までです。

例句

案山子立つ風に揺れつつ田を守る

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

案山子を詠んだ名句

  • 秋かぜの うごかして行 案山子哉
    与謝蕪村『蕪村句集』

詠み方のヒント

「案山子」は実った稲を鳥から守るため田に立てる人形で、三秋の季語です。獣の肉などを焼いて串に刺し、においで鳥獣を追った「嗅がし」が語源とされ、「かかし」とも「かがし」とも読みます。3音なので「案山子かな」「捨案山子」などの形で音数を調えます。人の姿に似せて作られるため、案山子を人のように見立てる句が多く、表情や身の上に心を寄せると俳味が生まれます。