春風(はるかぜ)

「春風(はるかぜ)」は春の季語です。分類は「天文」。

意味・解説

春に吹く温かく穏やかな風。梅や桜の香りを運びながら心を和ませ、萌え出る野山をそっと吹き渡る。

歳時記での時期は「三春」(春の間ずっと)です。

俳句の春は、立春(2月4日頃)から立夏の前日までです。

例句

春風や堤長うして家遠し

与謝蕪村

春風を詠んだ名句

  • 春風や 闘志いだきて 丘に立つ
    高浜虚子『五百句』

詠み方のヒント

「春風」は春に吹く暖かく穏やかな風で、のどかさや心の弾みが本意です。「はるかぜ」は4音なので「春風や」「春風に」と上五に置くのが一般的で、「春の風」とすれば5音で上五・下五にそのまま収まります。同じ春の風でも、立春後に初めて吹く強い南寄りの風は「春一番」、東から吹く風は「東風」と別の季語になるので、風の性格に合わせて使い分けましょう。