梅(うめ)

「梅(うめ)」は春の季語です。分類は「植物」。

意味・解説

百花に先駆けて咲く香高い花。寒中に凛と香りを放ち、春の先触れとして古来から愛でられてきた。

歳時記での時期は「初春」(春のはじめ、おおむね2月ごろ)です。

俳句の春は、立春(2月4日頃)から立夏の前日までです。

例句

二もとの梅に遅速を愛す哉

与謝蕪村

梅を詠んだ名句

  • 梅が香に のつと日の出る 山路哉
    松尾芭蕉『炭俵』

詠み方のヒント

「梅」は百花にさきがけ、まだ寒さの残る中で咲く花で、清らかな気品と香りが本意です。「うめ」は2音と短いので、「梅が香」「梅の花」「白梅」など傍題や複合語で音数を整えます。古くから香りが愛でられ、「梅が香」の形で嗅覚から春を捉える句も数多く詠まれてきました。冬のうちに咲く梅は「冬の梅」「寒梅」として冬の季語になるので注意しましょう。