芒(すすき)

「芒(すすき)」は秋の季語です。分類は「植物」。

意味・解説

秋の野原に銀色の穂を揺らす草。月見の席に欠かせない供え草として知られ、秋の野の侘しさを代表する。

歳時記での時期は「三秋」(秋の間ずっと)です。

俳句の秋は、立秋(8月7日頃)から立冬の前日までです。

例句

芒原風のわたりて夕暮れし

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

芒を詠んだ名句

  • 山は暮て 野は黄昏の 薄哉
    与謝蕪村『蕪村句集』
  • 何ごとも 招き果てたる 薄哉
    松尾芭蕉『続深川集』

詠み方のヒント

「芒」は秋の七草の一つで、月見にも供えられる三秋の季語です。「薄」とも書き、穂の出たものは七草の「尾花」の名でも呼ばれ、風になびく穂は古来、人を招く手に見立てられてきました。「すすき」は3音なので、「芒原」「糸芒」などの傍題や「芒かな」の形で音数を整えます。夏の「青芒」、冬の「枯芒」「枯尾花」は季節が異なるので区別して使いましょう。