鶏頭(けいとう)

「鶏頭(けいとう)」は秋の季語です。分類は「植物」。

意味・解説

鶏のとさかに似た赤や黄の花を咲かせる秋の草花。燃えるような色は晩秋の庭を彩り、その名の通り力強い存在感を放つ。

歳時記での時期は「三秋」(秋の間ずっと)です。

俳句の秋は、立秋(8月7日頃)から立冬の前日までです。

例句

鶏頭の赤の深まる寺の庭

この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。

鶏頭を詠んだ名句

  • 鶏頭の 十四五本も ありぬべし
    正岡子規

詠み方のヒント

「鶏頭」はニワトリのとさかに似た花を咲かせる草花で、三秋の季語です。古くは「韓藍(からあい)」と呼ばれて『万葉集』にも詠まれており、葉を観賞する「葉鶏頭」とは別の季語になります。「けいとう」は4音なので「鶏頭の」「鶏頭や」と助詞を添えて上五に置くのが基本です。濃い色と硬く張った花の形が持ち味なので、群れて咲く数や立ち姿、日差しなど目に見える特徴を一つ捉えると印象が鮮明になります。