朝顔(あさがお)
「朝顔(あさがお)」は秋の季語です。分類は「植物」。
意味・解説
初秋の朝に開く漏斗形の花。夜明けの涼しさの中で咲き、昼にはしぼむ儚さが秋の気配を早く知らせる。
歳時記での時期は「初秋」(秋のはじめ、おおむね8月ごろ)です。
俳句の秋は、立秋(8月7日頃)から立冬の前日までです。
例句
朝顔や朝のしづくを抱きて咲く
この例句は、季語の使い方を示すためにかわずが用意した作例です。
朝顔を詠んだ名句
朝顔や 釣瓶とられて もらひ水
加賀千代女 朝がほや 一輪深き 淵のいろ
与謝蕪村『蕪村句集』
詠み方のヒント
「朝顔」は夏休みの花という印象が強いものの、旧暦の七夕のころに咲く花として初秋の季語とされ、「牽牛花」とも呼ばれます。夜明けに開いて昼にはしぼむ花なので、朝の涼しさや命の短さと取り合わせるのが本意に沿った詠み方です。「あさがお」は4音で、「朝顔や」と切れ字を付けて上五に置く形が定番です。「昼顔」「夕顔」や「朝顔市」は夏の季語なので混同しないよう注意しましょう。